
この記事のポイントは?
洗面所が突然つまってしまうと、ただただ困ってしまいますね。特に朝の忙しい時間帯だと、なおさら焦ってしまいます。水が流れず、洗顔や歯磨きもままならない状況は、本当にストレスが溜まるものです。
そんな時、多くの方が最初に試そうと考えるのが「熱湯」を使った方法ではないでしょうか。手軽に試せそうですが、実は注意点も多いのです。
この記事では、長年、家庭やオフィスの水道工事に携わってきた水道工事エンジニアである私が、洗面所のつまりに対する熱湯の正しい使い方、安全な温度、そして熱湯だけでは解決しない場合の対処法まで詳しく解説します。この記事を読めば、安全かつ効果的に洗面所のつまりに対処する方法がわかり、万が一の時にも落ち着いて対応できるようになるはずです。
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洗面所のつまりに熱湯は本当に効果がある?
「洗面所がつまったら、とりあえず熱湯を流してみる」という話を聞いたことがあるかもしれません。しかし、この「熱湯」の扱いには細心の注意が必要です。
効果が期待できる側面と、大きなリスクが潜んでいる側面の両方を理解しておきましょう。
熱湯がつまりに効くメカニズム
適度な温度のお湯は、洗面所のつまりの原因となる油分や石鹸カス、皮脂汚れなどを柔らかくし、流れやすくする効果が期待できます。例えば、石鹸カスや整髪料に含まれる油分は、温度が上がることで溶解しやすくなります。
これにより、排水管の壁面にこびり付いた汚れが剥がれやすくなり、水の流れを回復させる手助けとなるのです。
ただし温度が最重要!間違った熱湯使用の大きな危険性
しかし、ここで言う「熱湯」は、文字通りグラグラと沸騰したお湯のことではありません。この温度管理を間違えると、つまりを解消するどころか、以下のような取り返しのつかない事態を引き起こす可能性があります。
- 排水管(特に塩ビ管)へのダメージ
- 接着剤の劣化
多くのご家庭の洗面台の下を通っている排水管は、「塩化ビニル管(塩ビ管)」という素材でできています。
一般的に、塩ビ管の耐熱温度は60℃~70℃程度とされています。ここに沸騰したお湯(約100℃)を流してしまうと排水管が変形したり、軟化したりする恐れがあります。
最悪の場合、排水管が破損し、水漏れを引き起こす大惨事にもなりかねません。
排水管の接続部分には、専用の接着剤(エスロン接着剤など)が使われていることがあります。高温のお湯は接着剤を劣化させ、接続部分の強度を弱めてしまう可能性があります。
もし排水管が損傷してしまった場合、その修理費用は単なるつまりの解消費用よりもはるかに高額になることが一般的です。床下や壁内での水漏れとなると、さらに大規模な工事が必要になることもあります。
このように、熱湯の使用は効果が期待できる反面、温度管理を誤ると深刻なトラブルを招くリスクをはらんでいます。
なぜ?洗面所がつまる原因
洗面所のつまりと一口に言っても、その原因は様々です。原因を特定することが、適切な対処法を選ぶ第一歩となります。
髪の毛や皮脂汚れ
洗面所のつまりで最も一般的な原因は、髪の毛です。洗顔や手洗い、髪をとかす際に抜け落ちた髪の毛が排水口に流れ込み、石鹸カスや皮脂と絡み合って蓄積していきます。
特に長い髪の毛は排水管の途中で引っかかりやすく、そこに他の汚れが付着することで、水の通り道を狭めてしまいます。
石鹸カスや整髪料
毎日使う石鹸や洗顔料、ハンドソープのカスも蓄積するとつまりの原因になります。これらが排水管の内側に少しずつ付着し、ヌメリとなって水の流れを悪くします。
また、オイルベースの整髪料や化粧品なども、冷えると固まりやすく、排水管内で他の汚れと結合してつまりを引き起こすことがあります。
小さな固形物の誤飲
意外と多いのが、歯磨き粉のキャップやアクセサリー、ヘアピンといった小さな固形物を誤って排水口に落としてしまうケースです。これらは排水管のS字トラップ部分などに引っかかりやすく、一度つまると熱湯や薬剤では解消が難しい場合があります。
もし何かを落としたかもしれないという心当たりがある場合は、その可能性を念頭に置く必要があります。
油脂類(キッチンではないが注意)
洗面所はキッチンほど油を流す場所ではありませんが、クレンジングオイルや一部の保湿クリームなど油分を含む製品を使用する機会はあります。これらの油分も、少量であっても排水管内で冷えて固まり、他の汚れと結合してつまりの一因となることがあります。
プロが教える!安全な熱湯を使った洗面所つまり解消法
それでは、実際に洗面所のつまりに対して、安全かつ効果的にお湯を使う方法を具体的に解説します。ポイントは「熱湯」ではなく、適温の「お湯」を使うことです。
最適な温度は何度?「熱湯」ではなく「お湯」で
洗面所のつまり解消に推奨されるお湯の温度は、40℃~50℃程度です。これは、お風呂のお湯と同じか、それより少し熱いくらいの温度をイメージしてください。
給湯器の設定で40℃や50℃にできる場合は、その温度に設定したお湯を使うのが最も簡単で安全です。もし、やかんでお湯を沸かして使う場合は、沸騰したお湯(約100℃)に同量程度の常温の水を混ぜることでおよそ50℃~60℃程度のお湯を作ることができます。
洗面所の場合は、より安全をみて、少し多めに水を足して40℃~50℃に調整すると良いでしょう。
くれぐれも、60℃を超えるような熱いお湯を直接排水管に流すのは、排水管への負担を考えると避けるのが賢明です。
熱湯(お湯)を使ったつまり解消ステップ
安全な温度のお湯が準備できたら、以下の手順でつまり解消を試みましょう。
準備するものは以下です。
- お湯(40℃~50℃に調整したもの)
- バケツや洗面器(お湯を溜めて運ぶため)
- ゴム手袋(あれば。火傷防止や衛生面で安心です)
- 排水口のゴミ受けなどを外すための道具(手で外しにくい場合。歯ブラシの柄など)
手順は以下です。
- 排水口のフタやヘアキャッチャー(髪の毛取り)を外します。
- 排水口に溜まっている髪の毛や石鹸カス、ゴミなどを手で取り除ける範囲で取り除いてください。
- 洗面台の排水口に栓をします
なければ、排水口の口径に合うように丸めたタオルなどをつめて代用できます。 - 準備した40℃~50℃のお湯を、洗面ボウルに半分~一杯程度(シンクの大きさによりますが、2~3リットル程度)溜めます。
シンクに一度お湯を溜めてから一気に流すことで、水圧と温度の両方でつまりにアプローチするものです。 - 洗面ボウルにお湯が溜まったら、栓を一気に引き抜きます。
- 一度でつまりが解消しない場合は、この作業を2~3回繰り返してみてください。
- 水を少しずつ流してみて、スムーズに排水されるか確認します。
「ゴボゴボ」という音がせず、スーッと水が引いていけば、つまりは解消されています。
ただし、一度に大量のお湯を使いすぎたり、連続して何度も熱いお湯を流し続けたりすると、排水管への負担が大きくなる可能性があるので注意が必要です。
熱湯(お湯)使用時の注意点まとめ
安全にお湯を使っていただくために、以下の注意点を必ず守ってください。
ポイント | OK(推奨) | NG(非推奨) | 理由 |
---|---|---|---|
温度 | 40~50℃(お風呂より少し熱い程度) | 60℃以上、特に沸騰したお湯 | 排水管の変形・破損リスク |
使用量 | 洗面ボウルに溜めて流す程度 | 大量に連続して、何リットルも | 熱負荷によるダメージ蓄積、排水管の許容量超え |
対象のつまり | 比較的軽度な皮脂、石鹸カス、髪の毛が絡んだもの | 固形物、大量の粘土状のヘドロ | 熱だけでは分解・除去できない |
頻度 | つまり解消のための一時的な手段 | 毎日のように予防目的で高温のお湯を流す | 排水管への継続的な負荷 |
薬品との併用 | 商品の説明書をよく読んでください。指定された時間を置いた後、まずは水で十分に洗い流してからお湯の使用を検討 | 化学薬品を使用した直後に熱湯を流す | 急激な化学反応が起きて有毒ガスが発生したり、薬品が沸騰して飛び散ったりする危険性 |
熱湯(お湯)だけでダメだった…他の自分でできる対処法は?
「指示通りにお湯を試してみたけど、残念ながらつまりが解消しなかった…」そんな時も、まだ諦めるのは早いです。ここでは、段階的に試せる方法をご紹介します。
定番アイテム!ラバーカップ・真空式パイプクリーナー
トイレのつまりで活躍するイメージの強いラバーカップ(スッポン)ですが、洗面台やキッチンの排水口用も市販されています。洗面所には、トイレ用よりもカップ部分が小さい洗面台専用のものが使いやすいでしょう。
ラバーカップは、排水口に密着させて押し引きすることで水圧によってつまりを動かしたり吸引したりして解消する道具です。真空式パイプクリーナーも同様の原理ですが、より強力な吸引力を持つものが多いです。
特に洗面台の排水トラップはS字型になっているため吸引力が重要とされ、真空式パイプクリーナーが適している場合があります。
使い方:
- 洗面台のオーバーフロー穴(洗面ボウルの上部にある、水が溢れるのを防ぐための穴)を、濡らした布やガムテープなどでしっかりと塞ぎます。
ここを塞がないと、ラバーカップの圧力が逃げてしまい効果が半減します。 - 排水口のフタやヘアキャッチャーを外します。
- 排水口全体をラバーカップのゴム部分で覆うように、しっかりと密着させます。
- ラバーカップのゴム部分が隠れるくらいまで、洗面ボウルに水を溜めます。
水がないと圧力がかかりません。 - ラバーカップの柄を両手で持ち、ゆっくりと押し付け、勢いよく引き上げます。
- 「押す・引く」の動作を数回繰り返します。
- つまりが解消されたか、水を流して確認します。
ナチュラルクリーニング!重曹とクエン酸(またはお酢)
環境にも優しく、ご家庭に常備されていることも多い重曹とクエン酸(またはお酢)を使った方法も軽度のつまりには効果が期待できます。
準備するもの:
- 重曹:100g~200g程度(排水口の大きさに合わせて調整)
- クエン酸:重曹の半分程度の量(またはお酢を重曹の半分程度の量)
- お湯(40℃~50℃)
使い方:
- 排水口のフタやヘアキャッチャーを外し、見えるゴミは取り除きます。
- 排水口の周りから中心に向かって、重曹を振りかけます。
- 重曹の上から、クエン酸(またはお酢)を振りかけます。
シュワシュワと泡が発生します。 - そのまま30分~1時間程度放置します。
炭酸ガスが発生するため、必ず換気を行ってください。 - 時間が経ったら、40℃~50℃のお湯でゆっくりと洗い流します。
この方法は、主に石鹸カスや皮脂などの酸性の汚れをアルカリ性の重曹が中和し、クエン酸(酸性)との反応で発生する泡が汚れを浮かせて落とす仕組みです。ただし、髪の毛を溶かすほどの強力な効果はないため、軽微なヌメリや臭いの除去、予防に適しています。
市販の液体パイプクリーナーを使う際のポイントと注意点
市販の液体パイプクリーナーは、髪の毛や油汚れを溶かす成分が含まれており、比較的簡単に使用できるため人気があります。特に家庭で手軽に使える製品として、「パイプユニッシュ(ジョンソン)」や「ピーピースルーシリーズ(和協産業)」などが広く流通しています。
主に「塩素系」と「酸素系」があります。
塩素系は髪の毛やヌメリを強力に分解する効果が高く、たとえば「パイプユニッシュ プロ」は高粘度ジェルでパイプ壁面にしっかりと留まり、汚れに浸透して分解します。ただし、塩素臭が強く、換気や防護が必要です。
酸素系は比較的マイルドな効果ですが、環境への負荷が少ないとされています。酸素の泡で汚れを浮かせる仕組みの「パイプ洗浄剤 酸素系(シャボン玉石けん)」などがあり、化学薬品が苦手な方にも支持されています。
また、「ピーピースルーK」のような業務用の強力な洗浄剤もありますが、これはもともとプロ向けのため使用方法を厳守する必要があります。
使用時の注意点:
- 必ず商品の指示に従う
- 「混ぜるな危険」を厳守
- 換気を十分に行う
- ゴム手袋・保護メガネを着用する
- 固形物には効果が薄い
- 使用後は十分に洗い流す
液体パイプクリーナーは手軽で効果も期待できますが、その強力さゆえに安全な取り扱いが不可欠です。
排水トラップ(S字トラップ)の分解掃除も検討
上記の方法を試してもつまりが解消しない場合や固形物を落とした可能性がある場合は、洗面台の下にある排水トラップ(S字やP字に曲がった部分)を分解して直接掃除する方法があります。これは少し難易度が上がりますが、原因がトラップ部分にあれば効果的な方法です。
準備するもの:
- バケツ
- ゴム手袋
- レンチ(トラップのナットが固くて手で回せない場合。モンキーレンチなど)
- 古い歯ブラシや割り箸など(汚れをかき出すため)
手順:
- 排水トラップの真下にバケツを置きます。
- トラップを固定している上下のナットを、慎重に緩めます。
通常は手で回せますが、固い場合はレンチを使用
どちらの方向に回せば緩むか確認しながら作業しましょう。 - ナットが外れたら、トラップ部分を引き抜きます。
パッキン(ゴム製の輪)が一緒についてくることが多いので、紛失したり向きを間違えたりしないように注意してください。 - トラップ内に溜まった髪の毛やヘドロなどの汚れを歯ブラシや割り箸などでかき出す
- 水で洗い流します。
- 取り外した時と逆の手順で、トラップを元通りに組み立てます。
パッキンが正しく装着されているか、ナットがしっかりと締まっているかを確認してください。 - 水を少量ずつ流してみて、接続部分から水漏れがないか必ず確認します。
この作業は、ある程度のDIYスキルと注意深さが必要です。自信がない場合や、部品を破損させそうで不安な場合は、無理せず専門業者に依頼することをおすすめします。
こんな時はプロに相談!水道業者を呼ぶべきサイン
ご自身で色々と試してみても、残念ながら洗面所のつまりが解消しないこともあります。そんな時は、無理をせず速やかに専門の水道業者に相談するのが賢明です。以下に、プロに依頼すべきサインを具体的にご紹介します。
何度試してもつまりが解消しない
お湯、ラバーカップ、市販のパイプクリーナーなど複数のDIY対処法を試しても一向に水が流れない、または流れが改善しない場合は、つまりの原因が根深いか排水管の奥深くで発生している可能性があります。
このような頑固なつまりは、専門的な道具や技術がなければ解消が難しいことが多いです。
固形物を落とした心当たりがある
指輪やイヤリング、歯磨き粉のキャップ、おもちゃの部品など何か固形物を洗面台の排水口に落としてしまったかもしれない場合は、DIYでの対処は避けた方が無難です。熱湯や薬品ではこれらの固形物は溶けません。
無理に押し流そうとすると排水管のさらに奥でつまってしまい、状況を悪化させる可能性があります。
複数の場所でつまりや水の逆流が発生している
洗面所だけでなく、お風呂場やキッチンなど家の中の複数の水回りで同時に水の流れが悪くなったり、逆流したりする現象が見られる場合は、個別の排水口の問題ではなく敷地内の排水管本管に問題がある可能性が考えられます。
場合によっては公共の下水管に問題がある可能性も考えられます。これは専門業者による調査と対応が必須です。
排水管からゴボゴボと異音が続く
水を流した際に、排水管から「ゴボゴボ」「ボコボコ」といった異音が頻繁に聞こえる場合、排水管内で空気がスムーズに流れず、部分的なつまりや排水管の通気不良が起きているサインかもしれません。
軽度であればDIYで改善することもあります。しかし、音が続く場合は専門家に見てもらうことをお勧めします。
自分で対処するのに不安がある、または時間がない
DIYでの作業に自信がない、部品を壊してしまいそうで怖い、あるいは忙しくて自分で対処する時間がないという場合も無理をする必要はありません。時間は貴重ですし、不安なまま作業して事態を悪化させては元も子もありません。
そんな時は、迷わずプロに任せましょう。
排水管を破損させてしまった可能性がある
例えば、排水管のあたりから普段しないような臭いがしたり、床に水が滲んでいるのを発見したりした場合は排水管が変形・破損して水漏れを起こしている可能性があります。
このような場合は、直ちに専門業者に連絡し、点検と修理を依頼してください。
安心できる水道業者の選び方のポイント
残念ながら、高額な請求をしたり、不必要な工事を勧めたりする水道工事業者が存在するのも事実です。ここでは、安心して任せられる水道業者を選ぶためのポイントをいくつかご紹介します。
見積もりは明確か?追加料金の説明はあるか
作業を依頼する前に、必ず見積もりを取りましょう。その際、以下を確認してください。
- 料金の内訳(基本料金、作業費、部品代など)が明確に記載されているか
- 追加料金が発生する可能性がある場合はどのようなケースか
- 追加料金が発生する可能性がある場合はいくらくらいかかるのか
- 追加料金が発生する可能性がある場合は事前にしっかりと説明があるか
極端に安い見積もりを提示して、作業後に追加料金を上乗せする業者もいるため注意が必要です。「見積もり無料」「出張費無料」と謳っていてもキャンセル料が発生するケースもあるので、その点も確認しておくと安心です。
水道局指定工事店であるか
お住まいの自治体の水道局から「指定給水装置工事事業者(水道局指定工事店)」として認定されている業者は、一定の技術力や知識、適切な設備を持っていると認められています。
何よりも、実体がきちんとあって、後々何かあった時に連絡できる業者である確率が格段に上がります。
これは信頼できる業者を選ぶための一つの目安となります。ただし、指定工事店でなくても優良な業者はたくさんいますので総合的に判断することが大切です。
実績や口コミ、評判を確認する
業者のウェブサイトで施工実績を確認したり、インターネット上の口コミや評判を参考にしたりするのも良いでしょう。ただし、口コミは個人の主観も入るため、全てを鵜呑みにせず、複数の情報を比較検討することが重要です。
対応の早さ、丁寧さ
最初に電話で問い合わせた際の対応も、業者を見極めるポイントです。こちらの状況を丁寧に聞き取り、的確なアドバイスをしてくれるか、言葉遣いや態度はどうかなどコミュニケーションの取りやすさも確認しましょう。
緊急時に迅速に対応してくれるかどうかも重要です。
アフターフォローや保証はあるか
作業後のアフターフォローや保証制度が整っているかも確認しておきましょう。万が一、修理後に再びトラブルが発生した場合でも、誠実に対応してくれる業者であれば安心です。
保証期間や保証内容についても、事前に確認しておくと良いでしょう。
自宅のエリアに対応しているか
その業者が直接担当してくれる対応エリアを確認することも忘れないでください。「XXX市も対応しますのでご連絡ください」というような書き方では、実は外部業者に委託するだけかもしれません。
外部業者への委託、または対応エリア外の業者に依頼すると、出張費や管理費が高額になる場合があります。地元の業者であれば、迅速に対応してくれる可能性も高まります。
絶対に相見積もり!
いくつかの業者を比較検討し、納得のいく説明と見積もりを提示してくれた業者を選ぶことが、後悔しないための秘訣です。
まとめ
洗面所のつまりは、日常生活において非常に困るトラブルの一つです。しかし、その原因を理解し、状況に合わせた正しい対処法を知っていれば、慌てずに対処することができます。
40℃~50℃の適切なお湯であれば油分や石鹸カスを溶かす効果が期待できる一方で、沸騰したような熱湯は塩ビ製の排水管を傷め、変形や破損、水漏れといったより深刻なトラブルを引き起こす危険性があります。
洗面所のつまりは本当に厄介ですが、この記事でご紹介した情報が、皆様が少しでも早く、安全に、そして快適な日常を取り戻すためのお手伝いができれば幸いです。
もし、ご自身での解決が難しい場合や、この記事を読んでもまだ不安な点がございましたら、どうぞお気軽に私たち水道メンテナンスセンターにご相談ください。
地域の皆様の快適な水まわり環境を守るため、誠心誠意サポートさせていただきます。無料のお電話相談で、お気軽にご相談ください。
よくある質問
洗面所のつまりに熱湯を使っても大丈夫ですか?
しかし、沸騰したお湯(約100℃)や60℃を超える熱湯の使用は避けてください。多くの洗面台の排水管に使われている塩化ビニル管は熱に弱く、変形や破損、水漏れの原因となる可能性があります 。
熱湯(お湯)を試しても洗面所のつまりが取れませんでした。他に自分でできることはありますか?
まず、ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使って、水圧でつまりを動かす方法があります 。
また、重曹とクエン酸(またはお酢)を使い、化学反応で発生する泡で汚れを浮かせる方法も軽度のつまりには有効です 。市販の液体パイプクリーナーも髪の毛や油汚れを溶かす効果が期待できますが、使用上の注意をよく読んでからお使いください 。
最終手段として、排水トラップを分解して直接清掃する方法もありますが、部品の破損や水漏れに注意が必要です 。
洗面所のつまりで、どのような場合に専門の水道業者を呼んだ方が良いですか?
特に、指輪やキャップなどの固形物を落とした心当たりがある場合 、洗面所以外の複数の場所(お風呂場やキッチンなど)で同時につまりや水の逆流が発生している場合 、排水管からゴボゴボという異音が続く場合、またはご自身での作業に不安がある場合は、無理せずプロに相談するのが賢明です。
排水管を破損させてしまった可能性がある場合も、速やかに専門業者に連絡してください。