
この記事のポイントは?
トイレリフォームを検討しているものの、「費用の相場がわからない」「業者選びで失敗しないか不安」と感じていませんか?誤った判断をしてしまうと、快適なトイレ空間を手に入れるどころか、後悔につながることもあります。
この記事では、トイレの種類と選び方、リフォーム費用の相場、工事期間の目安、さらに信頼できる業者の選び方まで、リフォーム初心者でも理解しやすいように丁寧に解説しています。
記事を読むことで、最適なトイレリフォームが明確になり、安心して一歩踏み出せるようになるはずです。
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リフォームに最適なトイレの種類と選び方は?
トイレリフォームは、どのタイプのトイレを選ぶかによって快適性や施工のしやすさ、費用が大きく変わります。ここでは、リフォームでよく比較される以下のポイントについて詳しく解説していきます。
- タンクの有無
- 構造の違い
- 搭載機能
タンクあり・タンクレスの特徴と選択ポイント
トイレの大きな分類のひとつに、以下の種類があります。
- タンク付きトイレ
- タンクレストイレ
これは、便器の背後に水をためるタンクがあるかどうかで決まります。
タンク付きトイレは水を一度タンクにためてから流す仕組みのため、水圧に左右されにくく、古い住宅やマンションの高層階でも設置しやすいのが特長です。また、価格帯も幅広く、コストを抑えたい方や標準的な仕様で十分という方に最適です。
タンクレストイレは、タンクが存在しない分、背が低く、すっきりとしたデザインで空間が広く見えるのが魅力です。水道直結型で連続使用でき掃除もしやすいですが、設置には十分な水圧が必要で条件によっては取り付けできないケースもあります。
最近は加圧ポンプ(ブースター)内蔵モデルも登場し、水圧が低い住宅でも設置可能なケースが増えています。ただし、停電時には通常の方法で流せない場合があり手動対応が必要です。
一体型トイレと組合せ型トイレの比較
便器の構造で大きく分けられるのが以下です。
- 一体型
- 組合せ型
一体型トイレは、便器・タンク・温水洗浄便座(ウォシュレット)が一つのユニットになっているタイプです。継ぎ目や凹凸が少なく、掃除のしやすさが大きなメリットです。
デザイン性も高く、空間をすっきり見せたい方に人気です。
ただし、一部のパーツに不具合が起きた場合、修理や交換が一括対応になることがあります。便座だけが故障しても本体ごとの交換が必要になるケースもあるためメンテナンス費用が高くなる可能性があります。
組合せ型トイレは、便器・タンク・便座がそれぞれ独立しており、必要な機能やパーツを自由に選んで組み合わせられる構造です。初期費用が比較的安く、便座だけの交換も容易で長期的なメンテナンス性に優れています。
ただし、パーツの継ぎ目や凹凸が多くなりやすく、掃除がややしにくいデメリットがあります。
選ぶ際は、掃除の負担を減らしたいか、将来的な修理や交換のしやすさを重視するかなどを検討すると自宅に合ったトイレタイプが見えてきます。
最新機能搭載トイレの特徴
最近のトイレは、機能面でも大きく進化しています。特に注目されているのが、節水性・自動化・衛生性の向上です。以下は、人気の機能とそのメリットです。
節水機能
従来型トイレは1回の大洗浄で約13Lの水を使用していましたが、最新の節水型トイレは「大」4L前後、「小」3.5L前後と、従来の約1/3~1/4の水量で流せるモデルも登場しています。家庭全体の水道料金の約20%以上がトイレで使われているため、節水トイレへの交換は長期的な節約につながります。
自動洗浄・自動開閉
人感センサーが人の動きを感知し、便座のフタが自動で開閉したり、用を足した後に自動で洗浄してくれる機能です。流し忘れや汚れ残りを防ぎ、衛生面やストレス軽減に役立ちます。
温水洗浄・暖房便座
冷たい冬場でも快適に使える暖房便座ややさしく洗浄できる温水シャワー機能は、介護が必要な家庭で重宝されます。
トイレリフォームで後悔しない3つのポイント
トイレの見た目や機能だけに注目してリフォームすると、後々「こんなはずじゃなかった」と感じるケースも少なくありません。
ここでは、後悔を防ぐために押さえておきたい以下の3つの視点について、具体的に解説します。
- 空間設計
- お手入れ
- 将来性
トイレ空間と便器のサイズバランス
トイレは、住宅の中でも限られた面積しかない空間です。そのため、便器と空間全体のバランスが重要です。
せっかく高機能なトイレを導入しても、サイズが合わなければ足元が狭い、ドアの開け閉めがしにくいといった使い勝手の悪さにつながります。
特に注意したいのは、タンクレストイレや一体型トイレのように奥行きのある製品です。コンパクトに見えても、実際に設置すると圧迫感が出る場合があります。
便器の前からドアまでは最低でも40cmは空けておく必要があり、事前に実寸を確認し、設置後の可動域や動線が快適かをシミュレーションしておきましょう。
また、収納棚や手洗いカウンターを設けたい場合は便器の設置スペースとの干渉にも注意が必要です。全体の動線設計を見直すことで、狭いトイレでも快適に使える空間へと変えることができます。
お手入れのしやすさ
リフォームで意外と見落とされがちなのが、日々の掃除のしやすさです。リフォーム後すぐは美しい状態でも、汚れがたまりやすい構造や素材を選んでしまうとすぐに不満が出てしまいます。
最近のトイレはフチなし形状や凹凸の少ないデザインが主流で、汚れがつきにくく、さっと拭き取れる仕様になっています。また、便座のリフトアップ機能や抗菌素材、汚れ防止コーティングなども効果的です。
床材や壁紙も同様に、防水・防汚性能のある素材を選ぶことが後悔しないコツです。特に床には、クッションフロアやタイル、防水仕様のフローリングなど水拭き可能で掃除がしやすい素材を使用すると清潔感を保ちやすくなります。
毎日使う場所だからこそ掃除のしやすさを長く快適に使える条件と捉え、デザイン性と機能性のバランスをしっかり検討しましょう。
将来を見据えたトイレの設計
今は使いやすくても、年齢を重ねたり家族構成が変わるとトイレの使い方も変化します。後悔のないリフォームを目指すなら、「今」だけでなく「これから」も見据えた設計が重要です。
例えば、以下のような小さな工夫が将来の負担を大きく軽減してくれます。
- 将来的に手すりを付けることを想定して壁の下地を補強しておく
- 立ち座りしやすい高さの便器を選ぶ
- ドアの開閉方向を変更して車椅子でも入りやすくする
また、節水型や自動洗浄などの機能を取り入れておくことで、高齢になったときの操作の手間や介助者の負担を減らすことも可能です。
トイレリフォームの費用相場
トイレリフォームの費用は、便器本体の価格だけでなく、施工費や内装の仕上げなどによっても大きく変わります。思っていたより高かったと後悔しないためには、それぞれの内訳をきちんと理解することが大切です。
便器のグレード別の価格帯、工事費、内装費を含めた全体の相場まで詳しく解説します。
便器のグレードと価格の違い
便器の価格は、グレードや搭載されている機能によって大きな差があります。一般的には、以下のような3つのクラスに分けられます。
グレード | 特徴 | 本体価格の目安 |
---|---|---|
ローグレード(普及品) | タンク付きの組合せ型で、温水洗浄便座なしまたは簡易型 | 約5万〜10万円 |
ミドルグレード(標準モデル) | 温水洗浄便座付きの一体型や、機能が充実した組合せ型 | 約10万〜20万円 |
ハイグレード(高機能モデル) | タンクレスタイプ、自動開閉・自動洗浄、高性能脱臭・節水機能付き | 約20万〜40万円以上 |
便器の本体価格はリフォーム費用全体のベースになるため、何を重視するかによって、グレードを検討するとよいでしょう。
施工費・設置費などの内訳
便器を設置する際には、製品本体以外にもさまざまな工事が必要です。ここでは代表的な施工費の内訳と相場を説明します。
工事項目 | 費用の目安 |
---|---|
既存便器の撤去・処分費 | 約5,000〜15,000円 |
新しい便器の設置費 | 約15,000〜30,000円 |
配管・配線工事費(必要に応じて) | 約10,000〜30,000円 |
ウォシュレットの電源工事 | 約10,000〜20,000円 |
設置場所の条件やリフォーム内容によっては、床下の補強や給排水管の延長工事が必要となることもあります。これらが発生すると追加費用がかかるため、見積もり段階で明細を確認することが重要です。
内装を含めた場合のリフォーム費用
便器の交換にあわせて、床材や壁紙などの内装リフォームを行うケースは多いです。トイレは湿気や汚れがつきやすい場所なので、このタイミングで内装も一新しておくと長期的に快適さが保てます。
工事項目 | 費用の目安 |
---|---|
床材(クッションフロアやタイル)張替え | 約2万〜8万円 |
壁紙(クロス)張替え | 約1万〜6万円 |
天井クロス張替え(必要な場合) | 約5,000〜10,000円 |
このほか、収納棚の設置、手洗い器の追加、照明器具の交換などを行うと追加で数万円〜十数万円かかることもあります。内装まで含めたフルリフォームの場合、全体で15万〜50万円前後が相場といえるでしょう。
リフォームの予算はつい便器本体に目がいきがちですが、実際には工事費・内装費が大きなウエイトを占めることも多いため予算配分は慎重に検討することが大切です。
工事期間はどのくらい?トイレリフォームの流れ
トイレリフォームにかかる日数は、工事内容によって大きく変わります。便器の交換だけで済む簡易なケースから内装工事を含む全面リフォームまで、作業工程はさまざまです。
代表的な工事内容ごとの目安と、工事期間中の生活への影響や対策について解説します。
便器交換のみのケース
最もシンプルな工事は、便器の交換のみの工事です。これは、既存の便器を撤去して新しい便器に取り替えるだけの工事で、2〜3時間から半日程度で完了するケースが一般的です。
工事の流れは以下の通りです。
- 古い便器の撤去(約1~2時間)
- 新しい便器の設置(約1~2時間)
- 動作確認・清掃(約30分~1時間)
トイレの床や配管に問題がなければ、午前中に工事が始まり、早ければ昼過ぎから夕方には使用可能になります。施工当日は業者の出入りや水道の一時停止がありますが、生活への大きな支障は少ないでしょう。
ただし、床の腐食や配管の劣化が見つかると追加工事が発生し工期が延びる場合もあるため、事前の現地調査でしっかり確認してもらいましょう。
トイレ全体をリフォームするケース
便器だけでなく、床材・壁紙・手洗い器・収納などを含めたトイレ空間全体のリフォームを行う場合、作業内容が多くなります。その分、工事期間は1〜2日程度が目安です。
標準的な工事の流れは以下の通りです。
- 1日目:便器の撤去・内装の解体・下地処理
- 2日目:床材・壁紙の施工、便器・設備の設置、動作確認・仕上げ清掃
内容によっては1日で終わることもあれば、手洗いカウンターや収納の追加、配管や電気工事が必要な場合は2日以上かかることもあります。
また、和式から洋式へのリフォームや、トイレの位置変更を伴う場合は2~5日かかるケースもあります。
リフォーム中のトイレ使用の対応策
トイレの工事中、使えない時間帯があるという点は多くの方にとって気になるポイントです。特に1ヶ所しかトイレがないご家庭では事前の準備が欠かせません。
よく使われる対応策には以下のようなものがあります。
- 工事期間中の仮設トイレの設置
- 近隣の公共施設や親戚宅、友人宅のトイレを利用する
- 工事時間外(朝や夜間)にトイレが使えるよう、業者とスケジュール調整をする
工事内容にもよりますが、便器の設置が1日で完了する場合は日中の数時間だけ使えないというケースが多いです。
どうしても困る場合は、事前に使用可能時間帯や代替手段を業者と打ち合わせておくことが安心につながります。
信頼できるトイレリフォーム業者を見極めるポイント
トイレリフォームの満足度は、どの業者に依頼するかによって大きく左右されます。価格だけで判断せず総合的に見極めることが大切です。
後悔しないために確認すべき具体的なチェックポイントを解説します。
対応エリアと保証内容の確認
まず確認すべきなのは、以下の2点です。
- 業者が自宅の地域に対応しているか
- 工事後の保証体制が整っているか
特に大手業者では、全国対応と記載があっても、実際にはエリアによって協力会社に委託しているケースもあります。この場合、対応の質が異なる場合があるため、自社施工かどうか、または委託先の資格や実績も確認することが重要です。
また、施工後の不具合に備えて、便器や施工に関する保証内容や期間を事前にチェックしましょう。保証内容は書面で明示され、契約時に保証書が発行されるかも必ず確認してください。
水まわりは使用頻度が高いため、短期間でのトラブル発生も少なくありません。万一の際に迅速に対応してくれる体制がある業者は、安心感が大きく異なります。
口コミや施工実績を調べる
インターネット上の口コミや評価サイト、SNSなどを使って、その業者の評判や実績を確認しましょう。特に次のようなポイントをチェックしてみてください。
- リフォーム後の満足度や対応の丁寧さ
- 工事中のトラブル対応やアフターサービスの評価
- 担当者や職人の対応スピード・マナー
- 「仕上がりがきれいだった」などの具体的なコメント
過去の施工事例を写真付きで紹介している業者は、技術力や経験に自信がある証拠です。公式サイトやSNSで事例を確認し、自分のイメージと近い施工があるかどうかをチェックしましょう。
訪問見積もり時のチェックリスト
見積もりは金額だけでなく、担当者の対応や説明の丁寧さも含めて評価する大事なプロセスです。以下のような点をチェックするとよいでしょう。
- 現地調査を丁寧に行ってくれるか
- 希望だけでなく家の構造に合った提案をしてくれるか
- 説明が分かりやすく専門用語ばかりでないか
- メリットだけでなく注意点やデメリットも伝えてくれるか
- 強引な営業トークや即決を迫る様子がないか
単に「安いから」と飛びつくのではなく、信頼して任せられるパートナーかどうかが判断しやすくなります。
契約時に確認すべきポイント
最終的に業者と契約を結ぶ際には、口頭だけで済ませず、必ず書面で詳細を確認することが重要です。以下の項目を契約書で確認しましょう。
- 施工内容と使用する製品名・型番
- 工期と作業スケジュール
- 総費用の内訳と追加費用が発生する条件
- 保証期間とその内容
- キャンセルや変更時の対応規定
これらが曖昧なままだと、「話が違う」「追加料金が発生した」といったトラブルの原因になります。納得できるまで確認し、必要であれば書面の修正や追加をお願いしましょう。
まとめ
トイレリフォームを成功させるためには、費用相場やトイレの種類だけでなく、使いやすさや将来のライフスタイルまで見据えた計画が欠かせません。
信頼できる業者を選ぶことで、工事後の安心感も大きく変わります。この記事を参考にして冷静に判断すれば、後悔のないリフォームは実現できます。
まずは自宅に合ったスタイルをイメージし、専門業者に相談してみることから始めてみましょう。
私たち「水道メンテナンスセンター」では、20年以上の経験を活かし、的確な原因特定と効果的な修理で、お客様のトイレトラブルを迅速に解決いたします。
メール、電話、LINEで24時間365日ご相談を受け付けておりますので、異変を感じたらお早めにご連絡ください。
よくある質問
トイレリフォームの費用はどれくらいかかりますか?
見積もりでは、本体価格だけでなく施工費や処分費、配管・電源工事などの内訳を必ず確認してください。
トイレリフォームにかかる期間はどのくらいですか?
内装の張り替えや手洗いカウンターなどを含む場合は、1〜2日程度が目安になります。老朽化や追加工事が必要な場合は延びることもあるため、事前に工事の流れと日程をしっかり確認しておくことが大切です。
信頼できるリフォーム業者をどうやって見つければいいですか?
契約時には、工事内容や製品仕様、金額、保証の範囲などが明記された書面をきちんと取り交わしましょう。価格の安さだけでなく、対応力やアフターサポートまで含めて信頼できる業者かを見極めることが、後悔のないリフォームにつながります。